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災害時の自然水利用

自然水を飲料水に

人間は、水が補給できなければ、3日で死亡するとされています。一般的に成人男子で1リットル以上/1日(健康に活動するためには2リットル以上)の水を必要とします。
では、災害時においての飲料水の確保はどのようにしたら良いのでしょうか?


■雨水は飲めるのか?
雨水にはさまざまな菌がいます。そのため、殺菌処理をしていない雨水を飲むことは危険です。 飲料水として利用するためには70度で10分間の熱処理が必要となります。 逆に言えば、熱の使用環境さえ整っていれば、雨水を飲料水として利用できるということです。 しかし、雨水利用は地域性も深く関わってきます。例えば、酸性濃度が高い雨が降る地域や放射性物質を含んでいる可能性がある地域は極力避けるべきでしょう。


■川の水は飲めるのか?
川の水には微生物がいたり、地域によっては住宅汚水を流している川もあるので、飲料水としては利用できません。また、災害時などは特に、いろいろな物質が流入している可能性が高いので雨水利用の際の煮沸方法を行ったとしても避けるべきです。


■海水は飲めるのか?
海水を飲むと、塩分を尿として体外に排泄するので、飲んだ海水の量よりも更に多くの水を必要とします。そのため、海水は絶対に飲んではいけません。また、血液や尿も同じように飲んではいけません。


■雪や氷は飲めるのか?
雨水同様に70度で10分間の熱処理さえ行えば利用可能です。また雪や氷をそのまま口にすると体を冷やしてしまい、下痢によって脱水症状を起こしたり、体を温めようとして、余計に体力を消耗してしまうなども考えられるので、熱処理は行うべきです。やむを得なくそのまま口にする場合は、極力少しずつにしましょう。




以上のように、自然水を高い安全基準で飲料水とするのは至難の業であり、どうしてもリスクが伴ってしまいます。 よって、災害時には飲料水は飲料用途のみに利用し、自然水は飲料以外の用途に利用しましょう。
人間の体は暑い環境ほど発汗によって大量の水を必要とし、日にあたることによって一層体液を消耗するため、災害時は極力日陰でおとなしくしていた方が良いでしょう。また、塩分の高い食物をなるべく控え、果物や野菜などの水分質の高い食物を採ることにより水分を補給するのもひとつの手段です。






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